こんにちは
Hand to heartの“こころ”といいます。私は作業療法というリハビリのお仕事をしながら、アロマやリラクセーション、最近はミネラルファスティングについて学び、施術をさせていただいています。このブログでは、日常生活の中で、ふっと思いついたことを、アロマやファスティング、お身体の観点から、ちょっとだけ深堀りしてお話させていただきます。このブログがほんの1滴(0.05ml)でもどなたかの生活のエッセンスになれば嬉しいです。
フレイル予防 「社会参加」
前々回は私が介護予防の研修で触れてきた「フレイル」についてお話させていただきました。 ご興味がある方はこちらもぜひ御覧ください。 前回からは「フレイル予防」の3つのポイント
「運動」「栄養」「社会参加」
について、それぞれ少し深堀りして、自分の実感なども加えてお話させていただいています。 第1回目は「運動」 第2回目は「栄養」「口腔」 第3回目は「社会参加」についてです。
日本の社会では、6歳になる年齢から小学校という社会に参加することが義務となっていて、そこから学校・会社や自営業、主婦などの仕事を経て…定年制度がある場合は、65歳ころまで… 約60年間もの間、社会と繋がっている状況が多いです。 最近では、70歳代の方も働かれている方を多く見るので、もしかしたらもっと長い間、人生の9割以上は社会とつながっていると思われます。
しかし、仕事や家事などの役割が減っていくに従って、社会と繋がる機会減りやすくなり、結果的に人と接する時間が徐々に減っていきます。
私が関わらせていただいている方には、「ここに来る時以外は、ほとんど誰とも話さないよ…」と話されたり、息をつく暇もないくらいの勢いで話し続ける方もいます。おそらく、家にいるときはテレビと会話するくらいしか相手がいない状況にもなりうるんですね…
こうして、社会とのつながりが薄くなってしまうと、自然と身体を動かす機会が減り、刺激が少なくなり、身体的にも精神的にも不活動が進みやすくなるのは想像できるかと思います。
社会参加の3つのポイント
この状態を回避するために、以下の3つのことが挙げられていました。
①こまめに外出しよう! ちょっとしたことでも良いので、用事を作って毎日外出することを心がけよう! ②友達や知り合いと関わる機会を持とう! 週に1回はお友達などと合う機会があるといいですね!昔はよく「井戸端会議」なる会議が街角のどこかで繰り広げられていましたが、最近はあまり見かけなくなったように思います。 ③自分が楽しいと思える活動に参加しよう! 趣味のサークルや地域の活動…何でも良いので月に1回は参加を心がけることで、集団に属していたり地域のために何かをすることで社会貢献感を得ることができ安心感に繋がります。
と、ここまで定年を迎えたセカンドステージ・サードステージのかたの話題でしたが、振り返ってみると…最近は、決してご高齢の方だけに当てはまることでは無いように思えませんか?
コロナ禍において…
そうです!
コロナ禍に突入し、テレワークや社会活動が思うようにできない… という方も多くいらっしゃるかと思います。
私の周りにも、完全テレワークになって1日中されとも話さない日が続いていた一人暮らしの友達が、一時的に「自分はなんのために生きているのかがわからなくなった」と話していることがありました。
また、毎日の通勤で1日あたり1万歩歩いていたのに、完全テレワークになって一歩も外出しなくなり、メタボリック症候群の予備軍になってしまった…
という事を間近で見ています。 会社とのつながりはインターネットを介して保たれていても、それ以外の社会とのつながりが少なくなってしまったり、希薄になることで、身体的には不活動となり、精神的には社会貢献感や自尊心が崩れやすくなるのではないでしょうか?
これを解消してくれるのが、上記の3つ”外出の機会を持つこと””人とのつながりを持つこと””集団に属すること”だと思います。
具体的に考えると、散歩やコンビニへの買物にちょっと出かけることで、実はいい運動になっていると思います。
また、友達や遠方に住んでいる家族とのSNSを介した、お茶会や飲み会はストレス発散だけでなく、安心感や自己存在を肯定する機会となると思います。
通勤時間だった時間を活用して、習い事や地域の活動に参加してみることで、目標が生まれたり、誰かの役にたてた!と思えるだけで、なにかが変わると思います。
と、振り返る「フレイル」の研修でした。
今回はこのへんで失礼致します。今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。みなさまにとって、素敵な1日でありますように…
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